「亮ちゃんダメだよ~。今はボスって呼んでくれなきゃ~。」
「おぉ、せやったな!スマン!亮祐そういう訳やし頑張りや~!ジャリんこの時、『ヒーローになるんや!』ってよう言うとったやないか!良かったな!ほな、気張りや~!」
「いつの話だよ…」
赤井はすっかり脱力してガックリと肩を落とした。
「では、本日はこれで解散致します。博士、解除をお願い致します。」
「うむ。」
パソコンのキーボードのような物を取り出し、何か打ち込むと変身は解除された。
「では頑張ってくれたまえ!」
博士がご機嫌で言うと
「諸君の働きに期待している!が、正体が他人にバレたらお仕置きだぞ?あと、変身ウォッチは残念ながら君らの手では外せないようになっている。」
ボスの言葉に慌てて緑川以外の4人が確認しているのを見て、ボスはそれは楽しそうな笑い声をあげていた――――