「優歌、ちょっと付き合って」





「待ってよ。まだ10時じゃないじゃん」





あたしの腕を掴んだ手に力が入る。





「…聞いてたの……?」




「聞くつもりは無かったんだけど」





「―俊也がね――…浮気したの!」