*……*……*……*……* 「優歌ッ!」 噴水を背に大好きなキミが手を振る。 「雄輔ッ!ごめん遅れちゃった…」 「いや、俺も今来たとこだし」 早く出たつもりだったんだけど、あー失敗した! とぼとぼと雄輔の後ろにつく、その背中はとても大人びていて性格からはまるで想像がつかないほど。 「…優歌?どこ行く?」 急に止まった雄輔にあたしの視界は真っ暗になる。 「いったぁ~」