キミの隣へ





「まだ優歌ちゃんのこと好きでいてもいい?」



「でもあたしは龍哉先輩とは友達でいたいです、先輩のことは恋愛対象にはしませんよ?」



どんなに想ってくれてもあたしは雄輔が好きなんです、龍哉先輩…。


多分髪の毛をかきむしりながら言葉を選んでるのだろう。



「いいよ、友達で。…でも俺が優歌ちゃんのこと好きっていうのは忘れないで?」