十数分が経つ頃、喋れるぐらいまで回復した。
「ハァハァ……ありがとな。えーっと……」
「マルコや。シタラ マルコ。自分は?」
「…ミッタ キヨハル」
「ほな。よろしく」
丸子は手を差し出し、清春の腕を引っ張った。
「よっしゃ!はよ、探さんとな」
「あぁ」
先に行くマルコの背中を見ながら、清春は罪悪感を感じていた。
なんで飲んでしまったのか。
せめて少しでも残しとけば、美佳にも飲ませてあげれたのに。
そういえば、丸子と一緒にいた彼女は。
気になりながらも、音の正体を探した。
「ハァハァ……ありがとな。えーっと……」
「マルコや。シタラ マルコ。自分は?」
「…ミッタ キヨハル」
「ほな。よろしく」
丸子は手を差し出し、清春の腕を引っ張った。
「よっしゃ!はよ、探さんとな」
「あぁ」
先に行くマルコの背中を見ながら、清春は罪悪感を感じていた。
なんで飲んでしまったのか。
せめて少しでも残しとけば、美佳にも飲ませてあげれたのに。
そういえば、丸子と一緒にいた彼女は。
気になりながらも、音の正体を探した。

