誰だ、一体。
まだこんな力が残ってる奴は、あの中ではいないはずだ。
恐る恐る振り返ると、そこにいたのは関西弁の男だった。
「自分も気付いてたか。ワイも、さっき気付いてな」
清春は霞む目でジッと見つめた。
明らかにおかしかった。
他の奴らとは違い、顔色が良かった。
具合も悪くなさそう。
清春は壁に保たれながら座り、途切れ途切れの言葉で聞いた。
「な……なんで。だ、……いじょぶ…なんだ」
それに対して、男はスラスラと答える。
「先ほどのゲームで、ワイがアイテム見つけたやろ。そのアイテムが、何やら液体のやつでな。喉が渇きすぎいて、飲んでもうて。しばらくしたら、元気ハツラツや」
最後はうまく聞こえず、清春の体力も限界でいた。
とにかく、アイテムのドリンクで助かったのか。
「ハァハァ……ま……ある…」
清春の言葉がうまく伝わらなかったが、男はすぐに感付いた。
「んっ?……ああっ!アイテムな。少しならあるで。ホレッ」
その瞬間、この地獄から抜け出せる。
清春はそう思った。
まだこんな力が残ってる奴は、あの中ではいないはずだ。
恐る恐る振り返ると、そこにいたのは関西弁の男だった。
「自分も気付いてたか。ワイも、さっき気付いてな」
清春は霞む目でジッと見つめた。
明らかにおかしかった。
他の奴らとは違い、顔色が良かった。
具合も悪くなさそう。
清春は壁に保たれながら座り、途切れ途切れの言葉で聞いた。
「な……なんで。だ、……いじょぶ…なんだ」
それに対して、男はスラスラと答える。
「先ほどのゲームで、ワイがアイテム見つけたやろ。そのアイテムが、何やら液体のやつでな。喉が渇きすぎいて、飲んでもうて。しばらくしたら、元気ハツラツや」
最後はうまく聞こえず、清春の体力も限界でいた。
とにかく、アイテムのドリンクで助かったのか。
「ハァハァ……ま……ある…」
清春の言葉がうまく伝わらなかったが、男はすぐに感付いた。
「んっ?……ああっ!アイテムな。少しならあるで。ホレッ」
その瞬間、この地獄から抜け出せる。
清春はそう思った。

