「なぁ。他のにせな。もう、疲れてもうた」
清春の四つ前から聞こえてきた。
関西の方から来たのだろうか。
「だーめ。入りたいの」
隣にいた女が拒否する。
どこの女も言ったら聞かないのか。
清春は少し同情した。