朝から倉庫に行き二階の幹部部屋に上がると2人仲良く寄り添っている由莉ちゃんと夜琉がいた。 素直に羨ましいと思う。堂々と自分の想いを口にできる2人が…。常に寄り添っている事のできる2人がー…。 いつも倉庫にいる2人は出掛けたりはしない。 由莉ちゃんも出掛けたいなんて言ったりしない。 それはきっと由莉ちゃんなりの気遣い… 総長である夜琉、そして自分の立場を一番よく理解しているだろう由莉ちゃん。 だから自分から出掛けたいなんて言えないのだろう。