「…バカップル。」 弘樹が呟いた声に我に返った私は 「このチュッパチャプスどうすればいいの?」 と、普通に聞いた。 「あ?食えばいいだろうが。」 夜琉が言った言葉に 「うん。」 と答えてから、それを再び口にくわえた。 「ゆうゆうって何気に鈍感?」 「鈍感ってよりはどっか抜けてるよね。」 「バカなだけだろ。」 璃玖達の会話を無視して夜琉の肩に軽く体を傾けた。