それに気づいた私は眠気なんか吹っ飛んで 「お姫様抱っこするクセ直してよっ!!」 何度もお姫様抱っこをされた事のある私は必死になって降りようとする。 夜琉に触れられたり触れるのは好きだし、嬉しくなるからいいんだけどこれだけは別!! 「うるせぇ。」 不機嫌な顔で言ってくる夜琉は一番奥の部屋のドアを器用に開けた。 部屋を見た瞬間私は言葉を失った。