「血液型は?」 「知らね。」 「ぇえ~。んじゃあ好きな色は?」 「…特にねぇな。」 「黒とシルバーじゃないの?」 私は夜琉の髪を見て言った。 「…。」 あんまり喋りたくないのか口を開こうとしない夜琉。 でもそれが夜琉らしくて。 「眠たい…。」 私は話題を変えてあげた。 「寝るか?」 夜も遅かったし、朝も早く起きた為、眠たかった。 夜琉の胸に顔をうずめながらうとうとしてきて曖昧に返事をした。 すると夜琉は私をお姫様抱っこして立ち上がった。