=キング of ビースト= 2




恥ずかしいけど離れて欲しくない。


好きだからもっとずっと一緒にいたいし、くっ付いていたい。


自分が、こんなにも胸を熱くするような想いをすると思っていなかった。


食べかけのアイスの上にスプーンを置いて私の腰にある夜琉の腕にそっと触れた。


あったかい…。


夜琉と一緒に居るだけで、夜琉に触れているだけで心があったかくなる。



こんなにものんびり過ごす1日が、忘れられないモノになっていく。