=キング of ビースト= 2





もし自分が寝ている間に、由莉が居なくなったら?



生きる事に苦痛を感じ、
生きる事が出来なくなって、



眠る、という行為を忘れたー‥



別に自分わどんなになっても構わなかったのだろう。


由莉さえ居てくれれば。
由莉さえ笑っていてくれれば。


自分なんてどうでもよかったはずだった…。



だけど、由莉が目を覚ました時に



一緒に居たい



と強く想っていた夜琉。


由莉が生きるなら、
自分も生きたい、と初めて夜琉が生きる事に執着した瞬間だったー‥