だけど、引っ張り合った先にわきっと素晴らしい事があるのだろう。
お互いを想い過ぎるから、2人わ苦しむ。
だけど、離れたらもっと苦しくなる。
例え、辛い時間があろうと離れる事わできない。
いや、2人わそんな事すら望まない。
由莉のゆっくりと開いた瞳に夜琉の細長い綺麗な指が雫をたどる。
2人苦しむ時わ同じだ。
微かに呟いた夜琉。
由莉わ
「もう1人になんてさせないから、お願い…
そんなに寂しがらないで…?」
と言った。
すると夜琉わ軽く目を見開かせた。
全く由莉から離れようとしない夜琉の手わ由莉に触れていて、その手わうっすらと震えている。
まるで、腫れ物を触るかのように…
由莉の存在を確かめるように…
夜琉の手が寂しさを訴えているかのようだったー…。

