強く願って言った言葉だったー‥。
「私わ、夜琉が好きだからー‥
夜琉わもっとわがまま言ってよー‥。」
一瞬見開かれた目わ漆黒。
だけどどす黒い闇なんて映ってなくて、綺麗な光を写しそうな漆黒ー…
「なら、もうどこにも行くなよー…っ。」
命令系じゃなくて、本当に強くお願いするような口調にじんわりと心に響く。
無理、だー…
好き過ぎて無理だー…‥
なんでこんなに惑わせるのだろう?
これ以上の好きわないってぐらいに大好きなのに、それ以上にまた好きが膨らんでいく…‥
止まることのない想いー…
私わ離された手を夜琉に巻きつけた。
「こんなにも夜琉が好きなのにー…っ
どうやって他の所に行けばいいの?
そんな余裕ない…っ
夜琉から目離すと他の子に言い寄られるから、
絶対離れてやんないっ…!!」
自然と出て来た言葉に夜琉わ今までにないぐらい優しく笑って、私の腕をやんわりと外して。
私が夜琉を包み込むような感じから、夜琉が私を包み込むような感じになるように優しく抱きしめられた。

