「どこ行く?」


寝起きのかすれた声わ余りにも魅力的で、心臓がすごい勢いで暴れ出す。


夜琉の魅力にやられて言葉がでなかったがもう一度


「由莉?」


と言われハッとした。


その時の夜琉の顔が酷く寂しそうで、不安げな表情をしていてびっくりした。


だって、一瞬怯えた顔になったからー…


夜琉わこんな表情なんてした事なくて…なんとも言えない複雑な心境になった。


とりあえず夜琉を安心させてあげないと、と思い


「喉痛くて…飲み物飲みに行こうかと思ったの。」


と言うと


「…そうか。」


と言って額に手を当て気を落ち着かせようとしていた。



すると、ゆっくりと開いた口から


「次からなんかあったら起こせ…。」


という言葉が出て来た。