夜琉はバイクにまたがったまま、後ろを振り向いて私にヘルメットをかぶせると私の両腕を自分の腰に絡ませた。 ノーへルの夜琉。 だが、夜琉はそれを気にする様子もなくバイクを動かした。 頬に風があたり、気持ちがいいー…。 静かに走るバイクは思っていたより気持ちがよかった。 ーーーーーー 速すぎず、遅くもなかったバイクは倉庫をでて、15分ぐらいで目的地に着いた。