「璃玖、広未から聞いた。」
「はい。広未さんわ、必ず芯さんに連絡すると分かっていたので、芯さんに連絡わ入れなかったです。」
「知ってる。璃玖の考えそうな事だから。」
「…。」
「…璃玖。」
俺の抑揚のない声で名前を呼ばれた璃玖わ説明を始まる。
「夜琉が来て、いつものように煙草1本吸って部屋を出ようとした時、俺の手の甲と夜琉の手の甲が微かに触れました。」
「…。」
「そしたら、熱かったんです。夜琉の手の甲。直ぐに止めにいったんですけど、倉庫出た後で。」
「…。―…すみませんでした。」
頭を下げて謝って来る璃玖の瞳わ後悔と、苦悩でいっぱいだった。
璃玖わ責任を感じて居るのだろう。
夜琉を止める事が出来なかった責任をー…
「頭、上げろ。」
俺わ静かに言った。

