=キング of ビースト= 2





「璃玖、広未から聞いた。」


「はい。広未さんわ、必ず芯さんに連絡すると分かっていたので、芯さんに連絡わ入れなかったです。」


「知ってる。璃玖の考えそうな事だから。」


「…。」


「…璃玖。」


俺の抑揚のない声で名前を呼ばれた璃玖わ説明を始まる。


「夜琉が来て、いつものように煙草1本吸って部屋を出ようとした時、俺の手の甲と夜琉の手の甲が微かに触れました。」


「…。」


「そしたら、熱かったんです。夜琉の手の甲。直ぐに止めにいったんですけど、倉庫出た後で。」



「…。―…すみませんでした。」


頭を下げて謝って来る璃玖の瞳わ後悔と、苦悩でいっぱいだった。


璃玖わ責任を感じて居るのだろう。


夜琉を止める事が出来なかった責任をー…



「頭、上げろ。」


俺わ静かに言った。