「あ?」 タバコを片手に雑誌に目を向けていた夜琉も私と璃玖の視線に顔をしかめた。 私は璃玖に向かって 「何で?」 と聞いた。 「あ~…」 と言葉を濁す璃玖。 「ちっ!璃玖余計な事言うんじゃねぇよ。」 夜琉の言葉に苦笑いしながら璃玖は教えてくれた。 「夜琉普段はここに寝泊まりするから…。」 「でもマンションあるんじゃないの?」 「璃玖。」 璃玖が口を開こうとした瞬間威圧的な声で夜琉が璃玖を制する。 すると璃玖は小さく笑いながら これ以上は夜琉に聞いて。 と言った。