「俺達といるよりも、





夜琉といた方が一番いい薬になる



と思わされたからー…」




そう言った有志わ、寂しそうだったー…。




周りをよく見ている有志にとって、『何が一番で何が良いことなのか』よくわかっているからこそ、時にはしたくない決断も下さなければならない時もある。





自分の感情だけで、決める事が出来ないのだ。



「ー…有志。」



「…。」


「…ー有志や、莉菜さんが辛いのわよく分かります。だけど、2人でグアムに行って欲しい。」



「…。」


有志わ、芯を探るように見る。


だけど芯わ何も考えていなくて、


芯の真意が読み取れないー…。