「―…だいぶ話がずれたけど、聞きたいことがあるんだ。」
有志の口調にわ緊張がはしっていて。
俺達の顔が強張る。
有志の聞きたいことわきっと、由莉さんの事ー…
「由莉の容態わどうだー…?」
苦痛に満ちた顔付きをして、弱々しい声に、
自分の不甲斐なさを強く感じたー…
「…―変わりわありません。」
自分でもだんだん声が小さくなてっいくのがわかる。
「…でも早く目開けないと、体力的にも、点滴でわ取れる栄養も限られていますから。」
俺が言葉を発するたびに有志の痛々しい表情が強まっていく。
有志のそんな表情をみる度に、
―…自分を呪いたくなる
今も昔も、有志を傷付けている根本的原因わ俺の所為だからー…
俺わ、親友の大切なモノを次々と奪っていくの、かー…?
冷豹の初代総長だからって有志に謝ったのわ、きっと俺の現実逃避ー…
親友の息子を殺したのわ、俺じゃないって自分に言い聞かせたかっただけー…。

