=キング of ビースト= 2




まだ16、17歳の子供がこんなにも辛い思いをして


死を覚悟していたー…



あんまりだと思った。


どうして、こんな運命を


こんな子供に、背負わせた…?



聞いてるだけでも、こんな想いになるのに、

死を覚悟した志音わ、


どんな想いをした…っ!!



俺わ片腕で自分の顔を覆った。

「…―こんなに、悩んでいたのに、


俺たちに言わなかった上に、

志音わ、弱音も吐かなかった。」


目から熱いモノが込み上げてきそうになり、必死に抑える。



「でも、さ


ノートの一番最後に、何て書いてあったと思う?」


突然質問をしてきたが、答える事が出来なかったし、有志わ答えを求めてもいなかった。