ごくまれにいる特異体質の人間。
「…すごい。」
俺わ無意識に呟いていた。
だが、有志わ顔を歪めながら
「…確かに、すごいのかもしれない。」
と言った。
「…。」
「だが、俺わこんなDNAを引き継がせたくわなかった。」
辛そうに、言った。
「…。」
顔を歪める有志に、俺わかける言葉が分からない。
「曖昧だが、未来を見ることが出来ても
良いことばかりじゃない…っ。」
ハッとした。
「辛い未来だって、受け止めきれねぇ未来だって、しらねぇ事の方が良い未来だって、あるー…。」
未来が見えない方が、
「その方が今を幸せに生きれる…っ。」
いいんだー…。

