車に戻ると夜琉さんわすでに座っていて、考え事をしているようだった。
「出します。」
俺わ一声かけて車を動かした。しばらくしてから夜琉さんから口を開いた。
「7代目、有志さんとどういう関係だ?」
一瞬答えるかどうか迷ってしまった。
「有志さんとわ、よきライバルであり親友です。」
なら、教えられるギリギリまで教えようと思う。
「…。」
「俺わ族を作りました。」
「…。」
「俺が作った族わちょうど那龍7代目有志さんが総長をしている時でした。」
「…。」
「…それからいろいろな事がありました。それでライバルであり親友になりました。」
「…。」
「…今もよきライバルであり親友です。」
「…そうか。」
きっとこの説明じゃ不十分だったと思う、けど夜琉さんわきちんと踏み込んでいい領域と踏み込んでわいけない領域をよく理解している。
だから聞き直すことわなかった。

