=キング of ビースト= 2





「芯。」


「はい。」


「志音の事があってから、会いに来なくなっただろ。」


「はい。」


「久しぶりだ、な。」


「はい。」


「もう、来ないかと思った…」

「行く、つもりわなかったです…」


「俺等わ親友だ。」


「はい。」


「弱い絆じゃねぇだろ」


強い絆ー…


「は、い。」


「俺わ、志音を失ったのと同時に親友まで失ったと思った…。」


「…。」


「…芯の所為じゃねぇ。」


「…。」


「だから、また来い。」


「~~っ。…はい。」


「莉菜と待ってる。」


「ありがとうございました。」


有志さんわ器が大き過ぎる…


やっぱり、いつになっても適わない。




「また来ます。」


そう締めくくって、夜琉さんの待つ車に戻った。