2人わ必死に動揺を抑えているのが分かる。
本当わ泣き叫んだり、夜琉さんにつかみかかったり、今すぐにでも由莉さんのところに行きたいだろう。
だけど、必死に気を落ち着かせて平静を装っている。
きっと2人わ分かっているのだろう…
泣き叫んでも
つかみかかっても
今の状況わ変わらないー…
ましてや
今の状況を悪化させる訳にわいかないのだから…
「有志さん、莉菜さん
俺の所為で…
自分勝ってなのわ十分わかってます。けど、俺わ由莉と一緒にいたい…」
ここまで素直でいる夜琉さんに、ここまで夜琉さんを素直にさせる由莉さんに、
2人の絆の強さを見た…。
「…那龍13代目総長」
冷たく言い放つ有志さん。
「族のトップに立つ人間わバカみてぇに狙われる。それが関東一の那龍だったら尚更だ。」
そして、俺が夜琉さんのもう一つの肩書き那龍13代目のことを有志さんと莉菜さんに言ったのわ…
「だがな、大切なもんわ絶対守らなきゃなんねぇ。」
那龍7代目総長
「お前にその覚悟わあるか-…?」
金堂有志-…
だからだ-…

