娘の彼氏が暴走族の総長だなんてよく思われないだろう。
むしろ、偏見の目で見られるかもしれない。だから夜琉さんわ答えられなかったのだ。
だけど俺わ
「夜琉さんわ那龍13代目総長です。」
と言った…
言った後に夜琉さんから鋭い視線を受けた。
だが、有志さんわ口を開かす、莉菜さんわ
「すっごーいっ!!」
と言った。そんな莉菜さんを有志さんわ静める。
「莉菜、静かにしなさい。」
「有志さん、俺からもお願いです。
由莉さんを夜琉さんに預けさせて下さいませんか?」
「はい、とでも言うと思うか?
意識のない由莉を預ける?
バカな事を言うな。
今すぐ連れて来い。」
鋭い口調で言う有志さんにつづいて莉菜さんも
「いくら夜琉さんが彼氏だとしても、それだけわダメね。」
と言った後
由莉…
と小さく呟く。

