ゆとりのある大きめのリビングに入るとソファーにわ男性が、こちらに背を向けて座っていた。
「有志、由莉のお客さん。」
有志ー…?
「ん?」
と言ってこちらに顔をむけた、由莉さんのお父さん。
すると、目を見開く。
でも先に声をあげたのわ俺だった。
「有志さんー…?」
「え?何~有志知り合い?」
莉菜さんの言葉が頭をかすめるが俺わ、目の前にいる有志さんに釘ずけになる。
「…―芯、か。」
ゆっくり発せられた言葉わ相変わらず魅力的なハスキーな声。
「お久しぶり、です。」
「ああ、久しぶり。」
「芯、由莉わどこだ?」
落ち着いた口調で話を続ける。
「それわ、「有志さんー…、俺が話ます。」
俺の言葉を遮った夜琉わしっかりと有志さんを見た。
「ああ、座りなさい。芯も。」
優しく促され、俺と夜琉わその指示に従った。

