「由莉わ?」 眉を寄せ、心配そうに聞いてくる。 当たり前の反応だ。 娘の彼氏とお目付役がいて、娘の姿わ見えないのだから。 「…お話があります。」 夜琉さんわ決意のこもった目で莉菜さんを見た。 夜琉さんのその目から何か感じとったのか優しい声で 「上がっていきなさい、リビングで話ましょう?」 と言った。 莉菜さんに さぁ、どうぞ。 と促され夜琉さんわ軽く頭を下げて、俺わ小さく 失礼します。 と呟いて由莉さんの家に足を踏み入れた。