「…でもこれはあくまでも私の予想が当たってたらの話。 もしかしたら、ただ気を失ってるだけかもしれないでしょ? …でも、ただ気を失ってるだけの確率は低いけどね。」 「…わりぃ。一人にさせて下さい―…。」 夜琉が由莉の顔を見ながら呟くと、広未は静かに部屋にを出て行った。 残された部屋には由莉と夜琉だけ。 夜琉は由莉が寝ているベッドに腰掛ける。 由莉の額に手を伸ばし軽く触れる。 「由莉-ーー…。」 小さく呟くと、由莉の唇にそっと自分の唇を重ねた。