「てめぇらがきちんとケリをつけてないせいで、志音と航が死んだんだろーがっ!! それでゆうゆうを傷つけて、 挙げ句の果てにはどう償えばいい? てめぇらは志音が死んだ時から今まで必死に生きてきたゆうゆうのことを何だと思ってんだよ…っ!!」 抑えようのない怒りを凛にぶつける。 だけど紅雨が言っていることは当たっていて 「‥っ!!」 何も言い返せない。 「…勝手にゆうゆう巻き込んでるじゃねぇよ!!」 「‥っは、俺最低…」 自笑気味に笑った凛は目を伏せながら呟く。 「―‥今更気づいたのかよ。」