「…その後に俺達は知ったんだ、今話したことを。 航の、汚い字で書いてあった手紙と目撃情報で… 俺さ、知らなかった…薬漬けになった人間ってさ、字もまともに書けねぇんだよ―…っ 航、字綺麗だったのにっ!!」 頭を抱える凛の目には次々と涙が溢れ出してきて。 「ずっと、謝りたかったんだ… 由莉ちゃんにっ…!! 俺達はなんで志音が守り抜いた子を、傷つけてきたんだろうっ… あの日から今日までずっと由莉ちゃんを傷つけてきた…っ!! 俺は、どうやってこの罪を償えばいいーーー?」