「…っはぁ-…」 視界が歪んで、でも夜琉を見たくて、夜琉のぬくもりが欲しくて 「――…っ夜琉」 夜琉を見上げると、悲痛な表情をしていて。 でも私を優しく抱きしめてくれて 「大丈夫だ…。落ち着け-…。」 安心させてくれる-…。 夜琉の胸の中で意識が遠のいていくのが分かって、必死に夜琉の服を掴んだ。 離れたくないー-…。 遠くで、凛が 「由莉ちゃん?!」 と言ってるのを聞きながら 私が悪いー…。 プツンと意識をとばした。