「…由莉だってもう子供じゃないのにね。いつまでたっても子供って思ってたのに、私達の知らないところで大人になってた。」 こんなにも、私の事を考えてくれる人がいるのに。 私は何一つできていない。 今はまだ、何もしてあげることは出来ないけど… 今だからこそ 「ありがとう。」 お礼を言いたい。 私を産んでくれて、 私を育ててくれて、 私を心配してくれて、 「…ありがとう。」 「いいのよ♪由莉は私達の宝物だから♪」 笑顔で言ってくれたお母さんに、親はすごいと思った。