=キング of ビースト= 2




お母さん達が出て行った後、私は部屋で夏休みの課外に没頭した。



♪~♪♪~♪♪


ケータイから流れてくる洋楽に気づいて手を止めて、時計に目をチラッと向けた。


「5時!?!?」


急いでケータイを開くと夜琉からで


「はい」


『今から倉庫でる。』


「うん。」


『絶対家から出るんじゃねぇ。』


「分かった。後でね。」


『ああ。』


電話を切ると財布とケータイをバッグに入れ下に降りる。