沈黙がリビングを襲う。
だけど沈黙をやぶったのは
「莉菜、一緒にグアムに行こうか。」
お父さんだった…
「え?」
「由莉、そろそろ俺達も立ち直らないといけないなぁ。」
「…」
「だから、由莉も頑張りなさい。」
「…うん。」
「何かあったらすぐに連絡しなさい。すぐに駆けつけるから。」
と言って微笑んだお父さんはどこか寂しそうで、でも嬉しそうだった。
「莉菜もいいかい?」
「私は3人で暮らしたかった。
…でも仕方ないわね。」
と言って寂しそうに
「…人の成長は止められないものー…。」
と言った。
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