最初はストレートにそう言ったらやっぱり亜悟はNOと言って来た。

「オレのことを信用出来ないのか?」

って言われたけど、

「現実を見てるだけだよ。先人達の様子見てたら、一日一つの約束を課すなんて出来ないよ。じゃあ止めるんじゃなくて、お休みしよう。亜悟くんが先生になったら再開ってことで」

それで渋々、納得してくれた。

現に、亜悟くんは三年になってから忙しく家に帰って来ても殆ど会話なんてないくらいだった。