わたしの王子サマ

「ユウタがさっきボロボロの体でここまで来て俺らに”美緒さんを助けてください”って頭下げに来たんだよ~」







ユウタが??だからさっきいなかったの??







私はユウタの所まで行ってお礼を言った。





「ごめんね。ユウタ。」





「いえ。俺らの方こそすみません。美緒さんの事助けられなくて……」




「ううん。いっつも助けられてたよ。ユウタ達と喋るだけで私はそれが毎日の楽しみだったから。」