あなたへ。


「あれ?ユリ」


「桃姫」


ユリアが保健室から帰ってきたみたいだった。




ガラガラ、とユリアが教室の扉をあけると何人かがユリアのほうを向いた。





先生もユリアのほうを向いた。


「四城さん。大丈夫?」


「はい。すみません」



ユリアは軽く礼をし、席に着いた。




私はなんとなくペンを回した。


ユリアはまだ・・・あのことを覚えてる?


多分、覚えている。