「あ、おはようございます。あの・・・ごめんなさい。名前・・・」

私が聞くと

「あ、ウチはね。眞城っていうの。よろしくね」

「ウチは四城桃姫」「あたしは四城ユリアです」
「2人、双子?」

眞城が訊く。

「いえ。あたしたちは親戚なんです。一応」
「へー。そうなんだ。そうだよね。ちょっと違うよね」

一応、に気をとめなかった眞城はそのまま会話を勧めていく。

「あのね。今ね、アド交換してんの。桃姫ちゃんもユリアちゃんも教えて」
「うん」

休み時間中アドレス交換を続けた。