バスの中で衛は美果への
返事と!言い訳を!
考えていた。

ただ、メールだけで
さよならを伝えることは
できない。

こんなに、自分を愛して
くれている美果に・・・

でも会って、美果の顔を
見てしまえば、この気持ちが
折れてしまう。

キャンプは明日だ!
早く言わなければ!

なんて!言って良いのか?

衛は思案にくれていた。

時が全てを解決してくれる
かも?

バスを降り家に着いた
美果への返事が怖い
取り合えずシャワーを
浴びて重い携帯に
手を伸ばし美果へ
電話をした。

「今、電話大丈夫?」

「当たり前でしょう!」

衛の改まった言葉に
美果は、憤慨した。

「実は、友達が入院して

どうしても、居なければ?」

その言葉を聞いて実果は
すぐに、判った。

美果は怖かった。

衛が言う次の言葉が!

「心配しないで衛!

私は平気だから。」

美果は強がりを言った。

しかし!
美果の大きな瞳から涙が
溢れていた。

美果はこれから
どうしようか途方に
くれていた。

明日からの三日間、
キャンプの予定が
無くなり、衛とも
会えそうに無い。

それより衛の
気持ちが心配で・・

*臆病な自分が此処にいる*

昨日から衛が心配で寝不足で
食事もしていない。

明日の8月9日は
美果の17歳の誕生日
衛と二人で過ごす
心算だったのに・・・・