同級生の朝比奈美果だ。

「おは>まもる」と言って

手招きをしてリヤカーへ
呼び寄せた。

「タノム助けて」・・・

マスクをとって

「先輩が風邪で休んで

いつもなら2人で

リヤカーを引っ張ってきたけど

今日は一人で此処まで

がんばって引っ張って

  来たんだ。

 でももう無理!

お願い後ろ押してよ」

美果は手を合わせて
衛に頼んだ。

多分これ以上
女の自分には
無理だから
知ってる誰かが
通るのを
待って居たと
衛は思った。


<て!>

ことは俺って美果の
網にかかった運の悪い魚?

朝比奈美果・・・
彼女は馬術部の1年で
衛の同級生.学校では
超有名な女子

明るい性格で
皆から慕われている。
そして誰とでも気軽に
話ができる
親しみやすい性格かな?

女子からの頼み断る
男はいない?・・・

「いいけど!」と

衛が返事すると
美果がリヤカーの前の
ハンドルを
またいで出て来て
後ろに行こうとした

「俺前なの?」

「そうよ男が前で女が

後ろって決まっているの」

と平然と勝手な決まりを
美果は言った。