~~~優貴斗サイド~~~
俺は好きなんだけどね。なんていうか、複雑だ。所詮、男友達は友達止まりと相場が決まってるからな。カボチャのパイでも付け合せに持っていくとしよう。カボチャの種入り特製パイだ。
「お待たせいたしました。ダージリンのミルクティーとカボチャパイで御座います。」
「ウソ!?此処のカボチャパイはお得意様にだけ出すって聞いたのよ!!」
……美佳のお母さん、興奮しすぎ。
「一口あげるわよ。」
美佳は一口サイズにして、母親と友人に食べさせていた。美香は味わうように食べていた。
「これが優貴斗先輩の言っていたカボチャパイか。美味しい。」
食べさせてやると言ってから逢えなくなって、約束を果たせなかったが、やっと食べさせることが出来た。
「カボチャパイは四等分にして出すのですが、執事長に言いましたところ、お出掛けの際に焼き立てをお持ち致しますと言っておりました。」
「有難う。」
やっぱり笑顔が可愛い。昔から変わっていなかった。
店が閉店時間となったため、俺も美佳達を見送る。
「今日は楽しかったわ!仕事に疲れたら、また帰ってくるわね!」
「はい、帰りをお待ちしております。仕事と学校に行ってらっしゃいませ。」
帰って行く美佳たちを見送っていると、バイトのシギが声を掛けてきた。シギは正体不明の店員でもある。
「お前が相手してたお下げの子、絶対おろせば可愛いよな。」
「お客様に手を出すのはご法度ですよ。」
この男、俺のダチの話で出てきた気がする。そう思い、携帯を出して写メを取った。
「何取ったんだ?」
「壁です。幻想的だったので。」
そう言いながら先に店に戻った。
バイトの子達も帰り、シギも帰っていったのを見て帰りの支度をしながら携帯をいじっていた。ダチの首里なら情報が早いので返信待ちをしていると、数分後メールが帰ってきた。
【そいつ、目当ての女が出来ると、どんなことしてでも手に入れようとするぜ。ちなみに親父に聞いてところその内容がとんでもなかったもんでな・・・。言えないが・・・誰か狙ってそうなの居たら気を付けろ】
首里頼むから肝心なところぼかしてでも言えよ。まあ、嫌な勘は当たったって所だ。
俺は好きなんだけどね。なんていうか、複雑だ。所詮、男友達は友達止まりと相場が決まってるからな。カボチャのパイでも付け合せに持っていくとしよう。カボチャの種入り特製パイだ。
「お待たせいたしました。ダージリンのミルクティーとカボチャパイで御座います。」
「ウソ!?此処のカボチャパイはお得意様にだけ出すって聞いたのよ!!」
……美佳のお母さん、興奮しすぎ。
「一口あげるわよ。」
美佳は一口サイズにして、母親と友人に食べさせていた。美香は味わうように食べていた。
「これが優貴斗先輩の言っていたカボチャパイか。美味しい。」
食べさせてやると言ってから逢えなくなって、約束を果たせなかったが、やっと食べさせることが出来た。
「カボチャパイは四等分にして出すのですが、執事長に言いましたところ、お出掛けの際に焼き立てをお持ち致しますと言っておりました。」
「有難う。」
やっぱり笑顔が可愛い。昔から変わっていなかった。
店が閉店時間となったため、俺も美佳達を見送る。
「今日は楽しかったわ!仕事に疲れたら、また帰ってくるわね!」
「はい、帰りをお待ちしております。仕事と学校に行ってらっしゃいませ。」
帰って行く美佳たちを見送っていると、バイトのシギが声を掛けてきた。シギは正体不明の店員でもある。
「お前が相手してたお下げの子、絶対おろせば可愛いよな。」
「お客様に手を出すのはご法度ですよ。」
この男、俺のダチの話で出てきた気がする。そう思い、携帯を出して写メを取った。
「何取ったんだ?」
「壁です。幻想的だったので。」
そう言いながら先に店に戻った。
バイトの子達も帰り、シギも帰っていったのを見て帰りの支度をしながら携帯をいじっていた。ダチの首里なら情報が早いので返信待ちをしていると、数分後メールが帰ってきた。
【そいつ、目当ての女が出来ると、どんなことしてでも手に入れようとするぜ。ちなみに親父に聞いてところその内容がとんでもなかったもんでな・・・。言えないが・・・誰か狙ってそうなの居たら気を付けろ】
首里頼むから肝心なところぼかしてでも言えよ。まあ、嫌な勘は当たったって所だ。
