「お待たせいたしました、お嬢様方。本日の私からのお勧めは、アールグレイのミルクティーとチーズケーキで御座います。」
「あら!私の大好きな組み合わせだわ!」
「底に・・・。」
「どうか致しましたか?」
「苦手と言うわけではないんだけど、ブルーべリーなどフルーツが底に入ってるのは・・・。」
フォークを持ったまま躊躇っていると、横から誰かの手が伸びてきて、私のケーキを持っていった。
「あなたが食べないなら私が食べるわ。」
ケーキを持っていった手の先を見ると、底には母だった。紅茶を飲んでいると、ミルフィーユが出てきた。
「少し食べ辛いとは思いますが、ご了承ください。」
ミルフィーユは食べなれているため普通。ミルフィーユを食べながら、ふと昔の記憶を口に出して言ってみた。
「カボチャパイのカボチャの種入りってありますか?」
「何故ですか?」
「十数年前に、男の子が保育園から帰っていくときに私に言ったの」
「「カボチャパイのカボチャの種入りを食べさせてやるからな!!」」
びっくりした!覚えてないと思っていたから。
「やっぱり、あの泣き虫なお嬢様でしたか。一番初めにお会いしたときは、確信は持てませんでしたが、似ている方がいらっしゃると思っていたのですよ。」
・・・ここまで来て言うのもあれだけど、喋り方が変。噴き出しそうになるのを我慢した。
「あら、美佳の知り合いなの?」
「はい。保育園が同じ時がありました。そのときにお友達になったんです。一緒に男の子の遊びをしていたんですよ。」
・・・・・・忘れていました、男勝りになった理由がそんな事だったという事を。何か過去が暴かれてる。
「お嬢様、紅茶のおかわりは如何ですか?」
「ダージリンのミルクティーで。」
そういって、ミルフィーユを平らげると、優貴斗先輩は皿ごとカップを下げていった。
「まさか。優貴斗先輩と出来てるの?」
「違うよ!小さな時の友達。私ね、小さい時は泣き虫でお母さんにベットリだったの。保育園に預けられる度に大泣きして、不細工だって言われてて友達がいなかったの。ある日、端っこで丸くなってたら声かけられてそれがきっかけで友達になったの。」
懐かしい思い出。今じゃ、先輩後輩の関係。
「あら!私の大好きな組み合わせだわ!」
「底に・・・。」
「どうか致しましたか?」
「苦手と言うわけではないんだけど、ブルーべリーなどフルーツが底に入ってるのは・・・。」
フォークを持ったまま躊躇っていると、横から誰かの手が伸びてきて、私のケーキを持っていった。
「あなたが食べないなら私が食べるわ。」
ケーキを持っていった手の先を見ると、底には母だった。紅茶を飲んでいると、ミルフィーユが出てきた。
「少し食べ辛いとは思いますが、ご了承ください。」
ミルフィーユは食べなれているため普通。ミルフィーユを食べながら、ふと昔の記憶を口に出して言ってみた。
「カボチャパイのカボチャの種入りってありますか?」
「何故ですか?」
「十数年前に、男の子が保育園から帰っていくときに私に言ったの」
「「カボチャパイのカボチャの種入りを食べさせてやるからな!!」」
びっくりした!覚えてないと思っていたから。
「やっぱり、あの泣き虫なお嬢様でしたか。一番初めにお会いしたときは、確信は持てませんでしたが、似ている方がいらっしゃると思っていたのですよ。」
・・・ここまで来て言うのもあれだけど、喋り方が変。噴き出しそうになるのを我慢した。
「あら、美佳の知り合いなの?」
「はい。保育園が同じ時がありました。そのときにお友達になったんです。一緒に男の子の遊びをしていたんですよ。」
・・・・・・忘れていました、男勝りになった理由がそんな事だったという事を。何か過去が暴かれてる。
「お嬢様、紅茶のおかわりは如何ですか?」
「ダージリンのミルクティーで。」
そういって、ミルフィーユを平らげると、優貴斗先輩は皿ごとカップを下げていった。
「まさか。優貴斗先輩と出来てるの?」
「違うよ!小さな時の友達。私ね、小さい時は泣き虫でお母さんにベットリだったの。保育園に預けられる度に大泣きして、不細工だって言われてて友達がいなかったの。ある日、端っこで丸くなってたら声かけられてそれがきっかけで友達になったの。」
懐かしい思い出。今じゃ、先輩後輩の関係。
