こうも逢いたくない人に逢うなんて・・・。
なんて運が悪いんだろう。
喫茶店でお茶をしようと母に言われて芯と共に行った店に、優貴斗先輩が居たのだ。どうやらバイトのようだけど今は逢いたくない気分だった。
「此処、何のお店か知ってる?」
「知らないわよ・・・。」
「あらま、腐女子有ってのお店でしょ此処は。執事喫茶。」
「何となくは判りました。判りましたけど、娘連れてくるところか!」
突っ込んでやりたいわ。いや、やったわ。確かに父親と死別して寂しいのはわかるけど、何で娘とその友達を連れてくるわけ!しかも、そこで働いてる優貴斗先輩はあほなの!
「・・・あほ言うなよな。」
「・・・・い.って.ない.ですよ。」
「・・・途切れてるぞ、会話が。まぁいいじゃん。俺はこのバイト先が、俺の母親の経営だからだよ。小遣い欲しいなら働けって言われて給料の高い此処でと思ってやってるだけ。まぁ、おかげで女の扱いにもなれたけどな。」
さらっと返してきた。確かに様になってると思うよ。昔からカッコよかったし。私とは全く違う。私は女なのに男っぽいのに彼は普通に男って感じ。なんかさやんなちゃうよね。
私も普通の女の子のように化粧すべきなのかな・・・。あ、でも化粧が濃いのは嫌だよ。軽くリップグロスぐらいはね、つけるべきだよね。メガネも外してさ。
「・・で、お嬢様方。お飲み物とデザートはお決まりですか?」
「そうね、お勧めを3つお願いするわ。」
「畏まりました。少々お席を外させていただきます。」
私は言葉に対して首を傾げた。普通メイド喫茶でもお客を掛け持ちのはず。なんで「お席を外させていただきます」なんだろうと。
「疑問のようね。」
母は笑いながら言った。
「此処は完全に一日貸切に等しいの。あらかじめ予約を入れるんだけど、そのときに時間帯も言うのね。私は必ず一日貸しきって貰うから、ああいう言葉になるのよ。」
どうやら、私の母への認識が変わった。
-------腐女子ババァ
と名づける事にした。何処をどうしたらこうなるのかしら。否、私もこうなるのかしら。ちょっと心配になってきてしまった。
なんて運が悪いんだろう。
喫茶店でお茶をしようと母に言われて芯と共に行った店に、優貴斗先輩が居たのだ。どうやらバイトのようだけど今は逢いたくない気分だった。
「此処、何のお店か知ってる?」
「知らないわよ・・・。」
「あらま、腐女子有ってのお店でしょ此処は。執事喫茶。」
「何となくは判りました。判りましたけど、娘連れてくるところか!」
突っ込んでやりたいわ。いや、やったわ。確かに父親と死別して寂しいのはわかるけど、何で娘とその友達を連れてくるわけ!しかも、そこで働いてる優貴斗先輩はあほなの!
「・・・あほ言うなよな。」
「・・・・い.って.ない.ですよ。」
「・・・途切れてるぞ、会話が。まぁいいじゃん。俺はこのバイト先が、俺の母親の経営だからだよ。小遣い欲しいなら働けって言われて給料の高い此処でと思ってやってるだけ。まぁ、おかげで女の扱いにもなれたけどな。」
さらっと返してきた。確かに様になってると思うよ。昔からカッコよかったし。私とは全く違う。私は女なのに男っぽいのに彼は普通に男って感じ。なんかさやんなちゃうよね。
私も普通の女の子のように化粧すべきなのかな・・・。あ、でも化粧が濃いのは嫌だよ。軽くリップグロスぐらいはね、つけるべきだよね。メガネも外してさ。
「・・で、お嬢様方。お飲み物とデザートはお決まりですか?」
「そうね、お勧めを3つお願いするわ。」
「畏まりました。少々お席を外させていただきます。」
私は言葉に対して首を傾げた。普通メイド喫茶でもお客を掛け持ちのはず。なんで「お席を外させていただきます」なんだろうと。
「疑問のようね。」
母は笑いながら言った。
「此処は完全に一日貸切に等しいの。あらかじめ予約を入れるんだけど、そのときに時間帯も言うのね。私は必ず一日貸しきって貰うから、ああいう言葉になるのよ。」
どうやら、私の母への認識が変わった。
-------腐女子ババァ
と名づける事にした。何処をどうしたらこうなるのかしら。否、私もこうなるのかしら。ちょっと心配になってきてしまった。
