「っあ、なやかが笑った!初めて見たよ〜!」

亮太が笑った。

私と一緒に、笑った。

「そうだね、初めて見せたかも!」

自然とテンションがあがる。

「あ、なやかさ、今日俺ん家来ない?勉強会しよーぜ」

「え、あ、うん・・・」



流れでオーケーしちゃったけど・・・、



男の子の家に行くなんて生まれて初めてだった。



でも亮太だし、楽しく勉強できそうだな。





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「おじゃましまーす」

「いつも誰もいないから、勝手にあがって。」

一人暮らしなのかな。


「っさ、やろうか。」

「うん。」

ガサガサガサ・・・

荷物から問題集をだそうとした時、



バンッ



「っう・・・っ」

亮太に押し倒された。


「亮太・・・?な・・・に・・・する気・・・?」

「だまれ」



いつもの亮太と違った。


「いやっ・・・離してっ・・・!」

「嫌だ。これは命令なんだよ。金払ってもらってるんだから、おまえもおとなしくしてろよな。」


金・・・?


「やめて・・・!、命令・・・?」

「心当たりあんだろ?俺そいつのダチだから。」


・・・!!!