そんな様子で迎えた地区予選。 あたしも後藤も団体戦の落(団体は1チーム5人で(落)はその中で1番最後に弓を引く人)だった。 女子団体は準優勝。男子団体は優勝。 そして、個人が団体で中てた矢の本数は個人戦としても扱われる。県大会の基準をクリアすると、そのクリアした人の中で更に競射で順位が決められる。 競射とは読んで字の如く「競う射」で、何本続けて的に中てられるか競う。外したらそこで終了となる。 当然、競射では中て続けて決勝まで残って優勝を決めた。