MATO



「美砂っていつもミルクティーだよね」

「ストレート飲めないの。フルーツティーもダメだけどミルクが入ってると好きになる」

「何それ~!コーヒーは?」

「苦手」

「コーヒー、ブラックで飲めそうな顔してんのにね」

「え、どんな顔?」



そう言ったけど何となく、自分がミルクティーが好きそうな顔じゃないことは気づいてる。
ミルクティーのイメージのかけらもない。
ミルクティーが似合うのは、もっとフワフワしたかわいい子。
馬鹿みたいだけど「お菓子づくり好き」みたいな子な気がする。


無意味に声をあげて笑ってたユカリが急にその声を止める。