怪訝に思いながらも聞いてみる。


「明日の花火大会、紫葡と一緒に行かない!?」


ぉお!! 亜鶴にしては珍しいほど真面目なお願いだ♪


てかあたしのお願いと被ってるとか…何気スゴイ☆


「ぅん♪ もちろんOKだよ☆ てかあたしも今誘おうって思ってたところだし」


喜んでOKするあたし。


しかし亜鶴は予想外だったのか…


「へ? いいの? 彼氏は…」


あぁ…。


あたしは稜と一緒に見に行くと思ってたんだね?


そう考えてもおかしくはないな。


「いいの♪ だって夜は用事があるって言われてるし」


サラっと話すあたし。


だって…本当のことだし、隠すようなことでもないしね?


「そーなんだ。 んじゃ7時頃、行くから準備して待ってて☆」


花火大会で準備…?
ぅーん…。


「浴衣ってこと?」


率直な疑問♪


「もちろん☆ あ、そーいえば…着付けできる?」


着付けって浴衣だよね?
それ以外ないし…。


「できるけど?」


「んじゃお願いしますッ☆ 紫葡も着付けお願いしたいんだけど」


まぁ…減るもんでもないし。


「いいよ♪」