は…?


あたしの返事を聞かずにどこかに行ってしまった稜。


…置いてきぼり?
いやいや、待っててって言ってたし…大丈夫か。


ほとんど動かずに小物などを見ていると…


ポンッ


肩を叩かれた。


振り返って誰か確認する。


…知らない男二人組。


「ぅわ!! チョー可愛いじゃん♪ 今日は当たりだな☆」
「だな♪ マジタイプだゎ☆」


勝手に盛り上がってる。


こーゆうのは放置ってかスルーに限るな。


とゆうことでスルー☆


「ねぇ、お兄さん達とちょっと遊びに行かない?」


一人が満面の笑みで言ってきた。


…自分がカッコイイとか思ってんのかな?


鏡見てから離しかけろって…。(ぉいぉい、言いすぎ…ってか思いすぎじゃないのか? by.作者)


別にあたし、ナルシじゃないよ?自分のこと可愛いとか一つも思ったことないし。


ただ話し掛けてきた男達が…。


「少しでいいから、ね?」


スルーしてもめげずに話し掛けてくる男二人組。


イライラがつのってくる…。


肩に置かれた手が馴れ馴れしく回ってきた。


「調子にのんな。 こーゆうことは他所でやって」